少し前から「DX」という言葉CMや報道などで見かける機会多くありませんか?
旅行関連にお勤めの方だったら、どこかの航空会社コードにありそう?って
思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

航空会社コードについてはちょっと強引な進め方ではありましたが、
今では日本の社会に広く浸透し、企業経営上重要な要因の一つに挙げられています。
経済産業省の定義づけは、「データとデジタル技術を活用してビジネス環境の変化に対応し、
顧客ニーズをもとにサービスの変革を行うこと」とあります。

 

こういったデジタル化が他の産業より遅れていると言われている観光産業にも
DXの活用した新たな取り組みが始まっています。
・AIによるツアー提案
 個人の趣味や興味のあるものなど基本的な情報をベースにし、
考えを読み取りツアーの提案を行います。
また、最近では宿泊施設、観光地での質問対応にも使用されています。

 

・オンラインツーリズムなど新しい旅の形を実現
 パソコンやスマホ、タブレットなどの端末を通じて現地とインターネット通信で中継をして、
録画した映像を見るよりリアルな感覚で旅行気分が味わえる新たな旅行の形
 5Gがもっと生活に浸透してくれば、今よりもっとヴァーチャルなツアーが実現できると言われています。

 

・顧客ターゲットを絞った宿泊施設経営
 顧客の情報を分析することによって、運営方針に切り替えやすくなっています。
 (例:より多くのビジネスのお客様に利用いただけるように施設改修を行うなど)

 

その他にもIoTの活用による交通手段の改革(自動運転技術)が挙げられます。

今後、大きなビジネスチャンスを求めて新たな業界や海外から参入してくる可能性は
否定できません。

 

新たな参入者が今までの観光業界のやり方にとらわれずに良い変革をもたらすことで、
変わることができなかったものが淘汰されていくかもしれません。
このコロナ禍の中、変革を求められているのではないでしょうか。