新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、2020年は様々な面で新しい生活様式を取り入れる暮らしが始まっています。

その中でも働く皆さんに最も身近なものとしてリモートワークではないかと思います。

旅行会社では今まではほとんど導入されていませんでしたが、コロナ禍をきっかけにリモートワークを取り入れられた企業様もずいぶん増えました。

今回はリモートワークで仕事をする際のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

 

【リモートワークのメリット】

①通勤による時間・ストレスの削減

今回のコロナ禍の中でなぜリモートワークが増えたかというと、通勤による感染を減らすという目的があった為です。

実際にリモートワークが始まると感染予防の目的以上に、通勤時間の削減や満員電車のストレスから解放されることの方がよりメリットを感じられる方が多かったようです。

確かに都内への平均通勤時間は1時間程度の方が最も多く、その間ずっと満員状態では会社に着いた時点ですでにヘトヘトになりそうです。

リモートワークが普及することにより場所を選ばず仕事が出来るということから、オフィスを都心から離れた場所へ移転させる企業も増えてきているようです。

 

②ワークライフバランスの取れた生活

そもそもワークラーフバランスとは

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」

と、内閣府にて定義されています。

 

リモートワークを行うことにより、例えば小さなお子さんがいる方であればお迎えの時間に合わせた仕事を探す必要があったり、ご両親の介護によりフルタイムでは働くことが出来なかったり、就きたい仕事や能力があっても会社が遠くて通勤が出来ない、などといった問題を解消することが出来ます。

雇用する側としても、今までは雇うことが難しかった従業員を採用できることで、業務の効率化や、能力の高い社員を獲得できるというメリットもあります。

 

 

【リモートワークのデメリット】

①仕事とプライベートの線引きができない

自宅で仕事用の部屋が確保されていれば良いのですが、リビングで仕事をしたりすると、お子さんがいたり宅急便が来たりなど集中力が続かない場合もあります。

又、何時から何時までという勤務時間を予め決めて業務を行うのですが、区切りがつくまで仕事をしたりするとつい残業になってしまうこともあるようです。

 

②コミュニケーションが取りづらい

WEB会議などがある程度定着しつつありますが、実際に会って話をする感覚とはやはり違い、社員同士や、上司と部下など、コミュニケーションが取りづらいと感じることが多いようです。
コミュニケーションをとるために、お昼にZOOMでつないで一緒にランチタイムを過ごしたり、ZOOM飲み会などをしている企業もあるようですが、なかなか難しい課題のようです。

 

 

 

以上、リモートワークのメリット・デメリットについてご紹介いたしました。

感染症も少し落ち着き始めましたし、GoToトラベルの効果もあり旅行業界・観光業界も活気を取り戻しつつあります。

今後徐々に旅行・観光業界の求人が増えてくると予想されますが、今までの働き方とは違うスタイルでの仕事になってくると思われます。

この機会をポジティブにとらえ、ここちよく働ける環境ではたらきたいものですね。